誰かと一緒にいれば、必ずと言っていいほど、親密度やフォーマル度など、距離感を考えると思います。特に外国人が相手だと、なおさら分からないですよね。
海外は日本と比べてフランクな関係っていうけど、全く無いわけじゃないし、
失礼にはなりたくないけど、フォーマル過ぎるのも嫌だし、距離感難しい~~
というお声に、今回はお応えします!
以前、タテとヨコがどういうものなのかご紹介させていただきました。
今回は、この内容をふまえて、具体的に外国人とどう距離感を掴んでいけば良いのか、どう接していけばよいか、私が考えているアクションプランをシェアさせていただければと思います!
それではさっそく参りましょう!
結論

さっそく、今回お話させていただく内容の結論を述べさせていただきます。
それは、
ウチとソトの概念は頭の片隅に追いやって、海外の方とはタテとヨコの関係だけで接しましょう。
そのために、
空気を読むことと自分の中に軸を持つことを意識しましょう。
です!
これだけ言われてもよく分かりませんね!笑笑。ここからは、この内容を具体的にお話させていただければと思います!
「ウチとソトの概念は片隅に追いやって」
なぜ、ウチとソトの概念は頭の片隅に追いやって、海外の方とはタテとヨコの関係だけで接する必要があるのか。
それは、ウチとソトの関係は日本特有だからです。
よく、
英語にも敬語あるの?
欧米にも上下関係あるの?
と、聞かれることがありますが、ある程度の上下関係はどこの国・地域にもあると思います。
先生と友だちは全く同じ話し方ではありませんし、
行政や軍などはかなりしっかりしたヒエラルキーがあることが多いです。
確かに日本よりは固くない関係が多いとは思いますが、どんな関係も全くフランク、ということはないと思います。
ですが、相対的でシステム化された人間関係であるウチとソト、という文化は、少なくとも私は日本以外で見たことがありません。
というのも、相対的でシステム化された人間関係、というのが、日本文化をよく表していると思います。

その理由を具体的にお話させていただきます。
理由
日本はとにかく、周りの人との調和を大事にする文化です。
(こんなに自分の宣伝をするつもりはなかったのですが笑。詳細が気になる方は、よろしければこちらの記事もご参照ください↓。)
そして、問題を起こさないためには、関係性が絶対に決まる、システム化しておく方が良いのです。
人間関係ってこじれること少なくないじゃないですか笑。なので、100%決めてしまえば、話すときこじれないですよね(あとは自分が間違えないだけ笑)。
日本人は目の前のことにとても一生懸命です。調和を大事にしようと、自分を下げて相手を上げる仕組みを細部まで作りこんでいったら、相対的な、複雑な人間関係になりました。
これが、他の国・地域にはない文化です。
アクションプラン

これまでを一旦まとめますね。
ウチとソトという文化は外国にはないため、ウチとソトの概念は頭の片隅に追いやって、海外の方とはタテとヨコの関係だけで接する必要がある
というお話をさせていただきました。
では実際、どうしたらタテとヨコの関係だけで付き合えるの?と思いますよね。
この疑問に対して私自身は、
- 周りの空気感をよく読み取ろうと努力すること
- 自分の中に軸を持つこと
を心がけています。
結局、日本のようにキッチリ決まっているわけではないので、場所やグループ、人によって大きく変わるんです笑。
同じように話しても、場所によっては丁寧すぎたり、フランクすぎたりしてしまうのです。
付和雷同だ、と言われてしまえばそれまでですが、
何が適切かを、その場その場で考えて人と接するという態度は、相手にしっかり配慮している、という意味でもあると思うので、個人的には好きです。
ただ、そうは言っても、立場が上の方など、自分が決めていかなければいけないこともありますよね。

周りに合わせるだけではいけないこともあると思います。
ですので、どういう人間関係で進めていきたいのか、自分の中に軸を持つことも大事かなあと思います。
カジュアルに進めていくのが好き・やりやすい方もいらっしゃると思いますし、
緊張感を持ってフォーマルに進めていくのが好き・やりやすい方もいると思います。
正解はないと思いますので、何がいいかなあ~と思いながら、楽しみながら人間関係を築いていってくださいね。
スーパー個人的な話ですが、私はカジュアルなスタイルが少し苦手なので、フォーマルに進めていきつつ、話したいことは全て話してもらえるような環境づくりに努めています(まだまだ勉強中ですが)!
まとめ

今回は、外国人といい感じの距離感を築くために、ウチとソト、タテとヨコの関係を気にしてみましょうというお話をさせていただきました。
具体的には、タテとヨコの関係は外国にもありますが、ウチとソトの関係は日本特有のものです。
ですので、タテとヨコの関係だけで人間関係を築いていくために、周りの空気をよく読むこと、そして、自分の中に軸を持つことも重要なのではないかと思っています、
というお話をさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?この記事が、少しでも皆さまが外国の方と距離感を掴むヒントになれたら嬉しいです!
コメント・ご感想等もお待ちしております!
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